野湯1

秘湯の中には、野湯(のゆ・やとう)が最もレアなものと言えるでしょう。
野湯とは、文字通り自然の中に自噴している温泉で、なおかつその源泉を利用した商業施設が存在しない場所のことをさします。

その形態は様々で、一部の野湯には硫化水素ガスなどの火山ガス発生地帯のため入浴に生命の危険を伴う場所もありますし、自然保護の観点や所有者の許可が必要などの理由で立ち入り禁止となっている場所もあります。
山肌から源泉が染み出してきていたり、まるで地獄地帯のように地面のあちこちから源泉が自噴している場合もあります。

湯船はない場合が多く、地面を掘ったり持参したビニールプールやビニールシートなどで即席の湯船を作って入浴します。川原毛大湯滝、カムイワッカの滝、弟子屈町の池の湯、登別温泉の湯の川、尻焼温泉の露天風呂など、マニアに知られています。

大概は秘湯マニアの有志により湯船が整備されていることもありますが、一部には土地の所有者に無断で作られたものや国立公園内に違法に作られたものも存在するようです。

当然のことながら水道などはないので湯温の調整ができないため、入浴に適しているとは限りません。