野湯2

全くの自然の中に噴出する温泉でなく、整備された源泉から利用されないで捨てられているものを集めて入浴する野湯もあります。
温泉ファンによって入浴施設が整備されているケースが多く、和歌山県の「湯の谷温泉」や、伊豆の「河津浜温泉」にある海岸の湯船などがこれにあたります。

かつて「松崎温泉」の源泉井の下には源泉井からこぼれ出た湯を集めた湯船もありました。
湧出した湯を集めたものだけでなく、既に利用された後の廃湯を湯船に集めている場合もあります。
また、廃業した旅館などの湯船を利用して入浴する場合も野湯に含まれるでしょう。
但し所有者が入浴を許可している場合以外は不法侵入などの法的な問題点が生じる行為になりますから注意が必要です。

かつて「那須温泉郷」にあった「高雄温泉」の旅館跡地の露天風呂などがこれに該当します。
但し、高雄温泉の露天風呂は、現在は再び旅館が整備されたため、野湯ではなくなっています。
「大塩温泉」は、かつて共同浴場として利用されていた湯船で、春先にのみ温泉が湧出するという珍しい温泉です。
利用は開放されているのですが、テレビの番組などで取り上げられることもあったためか、心ない人たちによるゴミの放置などマナーの問題が発生しています。