変わった秘湯
「秘湯」と聞いて一般的に想像するのは“山奥の温泉”というイメージですが、一概にそうばかりとは言えないようです。
例えば北海道にある「カムイワッカの滝」。
ワッカ川に架かる滝の2つの滝壺が湯船になった、天然の露天風呂です。
カムイワッカとは、アイヌ語で「神の水」を意味します。
夏には観光客が列をなす名所となっていますが、知床半島のウトロ側、知床大橋近くの「湯の滝入口」から徒歩で30分ほど沢を登る厳しいアプローチは、秘湯の名に相応しいものがあります。
湯の滝入口からのアプローチでは転落事故も多いので、わらじや渓流釣り用のブーツなどで足まわりをしっかりとしておきましょう。
同じ北海道でも「セセキ温泉」は、羅臼市街から道道終点の相泊に向かう途中の海岸に湧く温泉です。冬場の荒波に運ばれた石で湯船が埋没し、石を取り除いてようやく「湯船」が出現して入浴できる状態になるというワイルドこの上ない温泉です。
地元の人たちの自主管理にって成りたっているというありがたい温泉ですが、残念ながら脱衣所や目隠しなどはありません。
これぞまさしく海の秘湯と言えます。