外湯

外湯(そとゆ)とは各地の温泉街に存在する、宿泊や休憩施設を伴わない単独の公衆浴場や日帰り入浴施設のことを言います。
これは内湯に対する対義語ですが、城崎温泉「さとの湯」など全国に古くからある温泉郷には殆どと言っていいほど存在しています。

源泉の開発技術が乏しかった時代に温泉は自然湧出源泉に限られていました。
湯量が限られていたことや、温泉は皆の共有財産で誰かの占有物ではないという考え方から、湯船は源泉が湧出する場所に共同の浴場として作られ、旅館がその周辺に建てられていわゆる温泉街が成長してきたのです。

当時の宿泊客は旅館の外にある共同浴場に足を運んで温泉を満喫するのが普通だったのです。
大正時代以降になって源泉開発技術が向上に伴って、旅館ごとに独自の源泉を持つようになりましたが、その頃から旅館独自の湯と旅館の外の湯ということで、内湯、外湯という区分が生まれたのです。

源泉という意味合いから「元湯」と呼ぶ温泉もあるようです。
また、外湯の多くは地元の人が管理している共同浴場でしたが、今では休息施設を併設した日帰り入浴施設も多く存在しています。